水質
水が臭い(塩素臭、カルキ臭)
水道水には、消毒のため塩素が注入されています。これは、水道水の安全のためにはなくてはならないもので、塩素臭のない水道水は、逆に危険な水ということになります。
夏期の水温が高くなる時期などでも水道管末端まで塩素が失われないようにするため塩素を増量した場合等は、地域によっては塩素臭が気になるところがあるかと思いますが、水道水の安全を守るためご協力お願いいたします。
水がカビ臭い(ほこり・土臭い)
6~7月頃や秋期に、原水(河川水)に由来したカビ臭等が発生する場合があります。カビ臭は藻類の一部によるもので、人体には無害であるといわれています。
浄水場では、カビ臭等を抑制する工夫をして対応していますが、臭気を感じる場合は、施設第一課までご連絡ください。
水が白く濁る(白水)
ほとんどの原因が水道管の中に空気が入ったために起きる現象です。この場合、コップなどに取るとしばらくして透明になるので空気とわかります。従って人体にはまったく無害です。
コップに取ってもいつまでも白いままの場合は、管路課までご連絡ください。
赤茶色[黒っぽい]水が出る(赤水・黒水)
原因のほとんどが水道管内壁に沈着した鉄分・マンガンによるもので、漏水や消火活動時または水道工事による断水等で管内の流速や流れの方向が急変した場合に発生します。
- 少し流したままにしておくと徐々に解消されますが、しばらく流しても解消されない場合は、管路課までご連絡ください。
- お湯を流すと給湯設備に濁水が入りこみ、目詰まりなど故障の原因となる可能性があるため、冷水を流すようにしてください。
- 少量の赤水を誤って飲んでしまっても、鉄分は人体への吸収率が低いので、直ちに健康を害することはありません。
「朝一番の水道水は、飲用に使わないように」とはどういう意味なのか。
朝一番の水を使うときや旅行などで長時間水道を使わなかったときの最初の水は、ご家庭の水道管に長時間滞留した水です。安全のための塩素(殺菌剤)がなくなったり、給水管に古い鋼管を使用している場合は、鉄分が水質基準を超えて赤茶色の水が出たり、あるいは味がまずかったりします。
また、鉛管が使われているお宅では、鉛が溶け出している場合もあります。
水質基準を一時的に超えても健康には影響ありませんが、念のため、長時間滞留した水の使い始めは、バケツ1杯程度、飲用以外の食器洗いやトイレ用水等に使うようお勧めいたします。