地球上を循環する水
地球の表面は約70%が水でおおわれています。
水は、海、湖、川、雪、雨、水蒸気など、いろいろな形で地球上に存在します。その水の約 97.5%は海水で、淡水は残りの約2.5%しかありません。しかも、淡水のほとんどが南極と北極にある氷や雪で、地下水や川、湖の水など人間や動物が利用できる水は地球上の水のうち、約0.01%程度です。
地球上の水は太陽の熱などで温められると水蒸気になって、空にのぼっていきます。空にのぼった水蒸気は、小さなしずくとなり、それが集まって雲になります。
雲になったしずくは、雨や雪になって地上に降ります。雨や雪くらしの中の水道水は地面にしみこんで、地下水として蓄えられ、少しずつ川に流れ込み、海を目指します。その途中で水道水や工業用水、農業用水などとして、くらしのなかでいろいろなはたらきをしながら、最後は海へ流れ、やがて水蒸気となって雲に戻ります。
このように、水は地球上をぐるぐると循環しているのです。
水道水は炊事や洗濯、お風呂やトイレ等、くらしのさまざまな場面で使われています。食品工場やプール、病院、火災のときに消火栓から出る水も水道水です。
企業団では、強い地震等の災害が起きたときでも水道水を安定的に供給できるように、水道施設の計画的な更新と耐震化を進めています。