水道ビジョン

当企業団の水道事業は、平成26年4月に岩手中部広域水道企業団、北上市、花巻市及び紫波町の水道事業を垂直・水平統合しました。
平成20年度に岩手中部広域水道企業団、北上市、花巻市及び紫波町では、事業統合を含めた「地域水道ビジョン」が策定され、目指すべき方向性が示されましたが、近年では、人口減少社会の到来や東日本大震災の経験など、水道を取り巻く状況に大きな変化が生じています。
これを受け、厚生労働省では、平成25 年3月に「新水道ビジョン」を公表しました。
この「新水道ビジョン」では、50 年、100 年先を見据えた水道の理想像を明示し、これを具現化するための当面の間に取り組むべき事項や方策、関係者の役割分担等を示しています。
当企業団においても今後の人口減に伴う水需要の減少、水道施設の老朽化に伴う更新需要の増大、東日本大震災を踏まえた新たな危機管理体制の構築の必要性等、多くの課題に対応していく必要があります。
このことから、当企業団の基本理念や目標、取り組みの方向性や取り組み施策を示した「岩手中部水道企業団水道ビジョン」（以下、「水道ビジョン」という。）を策定しました。

本水道ビジョンは計画期間を10 年間（平成28年度～令和7年度）としており、令和3年3月で策定から5年を迎えました。
水道を取り巻く状況の変化に対応していくため、各事業の実施状況を分析し、現状評価と課題を踏まえた今後の方針を定めることとし、中間年度である令和2 年度に水道ビジョンを改訂しました。

岩手中部水道企業団水道ビジョン（令和３年３月改訂）